小さい時、「なんであんな習い事していたんだろう?」って思うことってあると思う。
私の場合は、母親の強い要望でピアノを習っていた。
たぶん幼稚園から小学校2年くらいまで習っていたんじゃないかなぁ。
ただねぇ、つまらなくって仕方がなかったの。下手すぎて、致命的だったし!
座って、鍵盤を押してペダルを踏むだけの楽器。
しかも音が単調(下手だったからね)。
それがとてつもなくいやでいやで、仕方がなかった!
だから何度も親に「やめたい」と泣きながら伝えていた。
何度目かわからないけど、やめることを親に聞き入れてくれた時、
どんなに安心したことやら・・・笑
その3年後、私はこりもせず、楽器を習い始める。
そのきっかけは、ある世界的権威のある海外のオーケストラが
日本公演をしていた時に見に行ったコンサートホールで感じたインスピレーションから。
色んな音が混ざっていく感覚、そのハーモニーが耳に流れ込むことがとても気持ち良くて、
「この中に入って、音を一緒に奏でたい!」と思った。
その時に聞いたのはこの曲♪
サンサーンスの「死の舞踏」。
美しくも狂っていくヴァイオリンとオーケストラの掛け合いが面白くって、
独特の世界観とどんどん盛り上がっていく高揚感が好きだった。
何度も繰り返し聞いて、酔っていた変な子だった。
「皆と音楽を奏でたい!」という夢を抱いた私。
その望みを実現するために、じゃあどの楽器で??
という話になった。
その選び方といったら、呆れる。
・打楽器のように大事なところだけ目立ちたくない
・木管・金管楽器は肺活量がないからできないだろう
・・・じゃあ弦楽器??
という理由で弦楽器まで絞ったのだ。
そして弦楽器の中でも
・コントラバスは持ち運びする移動が大変
・ヴァイオリンはもっと小さい時から始めないと弾けないらしい
(という先入観をもっていた)
じゃあヴィオラかチェロ?
音はチェロの方が好きかも?
・・・じゃあチェロで!
という信じられない消去法のノリで決めたのだ。
10数万の楽器の投資を、親がこんな理由からしてくれたなんて本当に驚き。
楽器を決めた1年後、
日本でもあるCMがきっかけでチェロが一大ブームになり、
天狗になっていたのは言うまでもないw
↓有名になったきっかけのヨーヨーマさんのリベルタンゴ♪
つづきはこちらから:
余談:ある楽器との出会い②
https://m.amebaownd.com/#/sites/144326/posts/editor/756312
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